飛行機の無料アップグレードはこうして起こる!エコノミーからビジネスクラスへ
同じ航空会社のフライトを定期的に利用している方や、マイレージの上位会員の方は、ご自身でアップグレードを申しこまなかったにもかかわらず、無料で上位クラスの座席にアップグレードされることがあります。
または、航空会社側のオーバーブッキングにより、何のステイタスも持っていない搭乗客もその幸運に恵まれることも。
このような無料アップグレードのことを専門用語で「インボランタリー・アップグレード」(通称:インボラ)といいます。
インボランタリー・アップグレード
インボランタリー・アップグレード (involuntary upgrade) またはオペレーショナル・アップグレード (operational upgrade) とは、航空便の搭乗手続きの際、オーバーブッキングなど航空会社側の都合によって、座席がエコノミークラスからビジネスクラスなど、より上位のクラスに変更されること。略してインボラともいう。2クラス以上の機材でエコノミー客しか予約がない場合にシートだけビジネスの席が選べる、いわゆる「ビジネスクラス開放」とは別である。
通常のアップグレードの場合は乗客側が希望し、運賃の差額を現金で支払ったりマイルを使用したりして上位クラスに変更するが、インボランタリー・アップグレードの場合は航空会社側からの申し出によるものであるため、乗客側の負担は不要である。
(出典:Wikipedia インボランタリー・アップグレード)
今回は、私が経験したインボラアップグレードについてお伝えしたいと思います。
2015年12月、ANAのエコノミークラスを利用し、日本へ一時帰国する際にそれは起こりました。
フライト前夜、ANAからオンラインチェックインのお知らせメールにアップグレードについて書かれていました。
私はマイレージ”平”会員。
膨大な数の搭乗客をオーバーブッキングさせてしまったのでしょうか。
ANAのビジネスクラス専用チェックインカウンターでチェックインを済ませました。
この時期のANAはスターウォーズジェットをシドニー⇔羽田に就航させており、搭乗ゲートに映画のキャラクターがお出迎え。
ANAのB787のビジネスクラスは全席通路側、180度リクライニングができるタイプの座席。横になって眠れるとフライト後の疲れがほとんどありません。
無料アップグレードといえども、機内食はビジネスクラスと同じものを提供してくれました。(航空会社によってはインボラの場合、エコノミークラスの食事になることもあります。)
離陸後の1回目の機内食。和食をいただきました。有名なシェフが監修しているとのことで、素晴らしいお味でした。
朝食は、サンドイッチ、ヨーグルト、フルーツ、チーズ、サラダなどからお好きなもの好きなだけ選ぶスタイルでした。
1回目と2回目の機内食のあいだに、いつ注文してもOKの軽食をいただくことができます。シドニー→羽田は深夜便のため、軽食を注文しているお客さんは少数でした、
テーブルが広いので、食事のときも税関申告書を書くときも楽々。
さらに、この日のフライトはANAが16年ぶりにシドニー→東京間を再就航させた初日、ということで、記念品もいただきました。
中身はANAオリジナルのタオルとお箸。
インボラアップグレードは滅多に起こるものではありません。穏やかそうな老夫婦や身なりのしっかりしている人はチェックインカウンターでアップグレードされやすい、といわれていますが、実際は上級マイレージ会員から順番に選ばれているそうです。
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