イスラム国がバリ島を爆破予告
1月18日、「我々はすでにバリにいる。この街を吹き飛ばす準備はできている」という内容の手紙が地元の自治体の事務所に届きました。
地元警察によると、バイクに乗った男が自治体の事務所に届けたということで、現在この人物の特定を急いでいるとのことです。
ジャカルタで起きたテロ直後に出された声明文ですので、もしかしたらジャカルタのテロに便乗したイタズラかもしれませんが、バリ島は過去に何度か爆破テロがあっただけに安心しきれないですね。
バリ島で起きた爆破テロ
2002年 繁華街クタで自動車が爆発。近隣の建物が吹き飛び、外国人旅行者を含む202名が死亡。日本人も2名が犠牲になってしまいました。イスラム過激派「ジェマ・イスラミア」の犯行によるもので、実行犯の3名は死刑になったそうです。
2005年 3軒の複数爆破テロ。午後7:40過ぎに連続で3軒の爆破テロが発生。最初はジンバランにあるシーフードレストランが爆発。次に、これまたジンバランにあるフォーシーズンズ付近のシーフードレストランで爆発。最後はクタにある3階建ての建物が爆発。いずれも自爆テロだと言われてます。
あわや爆破テロに。。。
著者はバリ島が大好きで過去に4回渡航しておりますが、2012年に渡航した際、現地のガイドが運転する車で空港に差し掛かったところで大渋滞に巻き込まれました。
バリ島は中心部だと毎日のように渋滞しているので渋滞には驚かなかったのですが、後から聞いた話では、爆破テロ犯が空港で捕まり、犯人が持ち込んだ爆弾を空港で発破作業を行うため、空港付近を立ち入り禁止にしたのが原因だったようです。
バリ島の空港は税関や荷物検査が非常に緩く感じられます。テロを未然に防ぐためには空港の取り締まり強化も必要だと感じてます。
東南アジアのイスラム教徒に目をつけたイスラム国
インドネシアは約88%がイスラム教徒です。インドネシアの人口は2億3,000万人以上ですので、イスラム教徒は2億人以上ということになります。イスラム国はそこに目をつけ、戦闘員の募集を活発に行っているのです。
過去からインドネシアには「ジェマア・イスラミア」というイスラム過激派組織が存在しており、先日ジャカルタで起きたテロも「ジェマア・イスラミア」の犯行とされています。
一説によると、東南アジア諸国から多くの若者が「ジェマア・イスラミア」を介してイスラム国に送り込んでいると言われております。
まとめ
先進国のほとんどはイスラム国に対して強硬姿勢を示していますのでどの国においてもテロの脅威があります。バリ島だけに限ったことではありません。
時には旅行の予定を見直すことも必要です。海外旅行に行かれる際は事前の情報収集や注意を払った行動が必要です。
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