11月1日はスペインの万聖節の日 『この日は聖人の骨を食べる!?』
スペインでは、11月1日は万聖節(la festividad de Todos los Santos)で、国民の祝日です。
お墓にお参りに行って、墓石を掃除したり、お花を飾ったりします。日本流でいうと、お彼岸のお墓参り、もしくはお盆のようでしょうか。
この日は、グラナダで一番大きいお墓へのバスの運行がいつもより増え、グラナダの霊園はたくさんの人でにぎわいました。
そんな万聖節に食べられるのが、聖人の骨(ウエッソス・デ・サント)。
ご心配なく、本物の骨ではありません。
キリスト教では、キリストの血といえば、赤ワインで、パンはキリストの肉体。
聖人の骨は、骨っぽく見える甘いお菓子です。
アーモンドの白いマジパンで骨をイメージして、中には卵黄クリームが入ったスイーツです。
このお菓子はこの日のためだけに作られます。
とても、甘いです。甘党の人には、いくつでもパクパク食べられる一口サイズ。
洋菓子店で購入できるのは、万聖節とイースターの聖金曜日だけです。
中の卵黄ソースのかわりに、チョコレート味やオレンジ味など新しい味も増えました。
スペインでは、チョコ味は欠かせなくなってきているようです。
スーパーへ行けば、クリスマスの時期でも売っていますが、洋菓子店の方が、アーモンドの味が濃く、しっとりしていて、卵黄クリームが口の中でとろけ、より美味しいです。
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