マレーシアのローカルフード～肉骨茶（バクテー）

一説によると、物価が日本の1/3ともいわれるマレーシア。
なかでも特に割安に感じるのが、外食のお値段です。

実際のところ、日本料理店などの外国人向きのお店はそう安くはないのですが、ローカルフードと
いわれる地元の人向けの食事は、かなりの低価格。
しかもこれが、かなりおいしいんです。

一口にローカルフードといっても、多民族国家のマレーシアだけあって、食のバラエティも豊富。
本当に色々なものがありますので、これからどんどんご紹介していきたいと思っています。

ということで、まず初めにご紹介するのがこちら、豚肉の煮込み料理「肉骨茶　バクテー」です。
バクテーは、豚肉やモツなどを、漢方薬の入ったスープでじっくり煮込んだ料理。
もともとは、湾岸で働く中国系移民労働者の、スタミナ補給のための朝食だったと言われています。

ドライバクテー

バクテーには2種類あり、上の写真は汁が少ないドライタイプ。
柔らかく煮こまれた豚肉やモツなどの他、細切りのイカなども入っているので、とても旨みが強く
ご飯のおかずにぴったりです。
豚の角煮のような味わいなので、初めて食べる方にはこちらのタイプのほうが食べやすいかな。

スープバクテー

そしてこちらの写真は、スープタイプ。
風味豊かな漢方スープの中に、じっくり煮込まれた豚肉、もつなどがたっぷりと入っています。
漢方の香りが強いので、最初は抵抗があるかもしれませんが、スープを一口飲んでしまえば、さほ
ど気になりません。
スープに、レタスや油条と呼ばれる揚げパンを入れたり、お好みでお肉にチリやニンニクを入れた
お醤油につけて食べても、とっても美味しいです。

お店ごとにスープの漢方の配合が違うので、色々なお店で食べ比べてみるのもおすすめですよ。