【カンボジア一人旅2】アンコールトム「バイヨン寺院」の観音菩薩の四面塔と周辺の遺跡
カンボジア・シェムリアップを訪れた目的はもちろん遺跡巡り。古代クメール文明を色濃く残した遺跡の中に身を置く、という非日常的体験は体にも心にもエネルギーチャージができます。
カンボジア旅行記2回目、今回から訪れた遺跡の紹介をしたいと思います。
アンコールワット遺跡群 各遺跡の位置
大小様々な遺跡が点在するアンコールワット遺跡群。それぞれがそれぞれの歴史や物語を持ち、人々を魅了してやみません。シェムリアップ市内からアンコールワット・アンコールトムは約6~7キロ。
(出典:http://www.angkor-ruins.com/)
アンコールワット遺跡群のアンコールトム内に壮観な古代の世界観が残る「バイヨン寺院」があります。12世紀から13世紀にわたり造営され、ヒンズー教から仏教へ人々の信仰が変り、たくさんの観音菩薩を刻んだ建築が特徴です。
アンコールトム(Angkor Thom)とは?
アンコール・トム (Angkor Thom) は、アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡。12世紀後半、ジャヤーヴァルマン7世により建設されたといわれている。周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されている。(出典:Wikipedia:アンコール・トム)
バイヨン寺院の観音菩薩
アンコールトムの入り口。敷地内は一辺3kmの堀で囲まれており、南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門で囲まれています。
バイヨン寺院の四面塔。中央祠堂には50を超える観音像が人々を見守ります。
バイヨン寺院はクメール建築の最高傑作とも言われています。
美しいレリーフも見逃さずに!
アンコールワット遺跡群の遺跡はバイヨンだけに限らず、壁には美しいレリーフが彫られています。それは物語を表していたり、当時の文化や暮しや戦いの様子を表していたり。古代クメール文化を知ることができる芸術作品です。
バイヨンだけじゃない!アンコールトムの魅力
アンコールトムの敷地内にはバイヨン寺院のほか、象のテラス、ライ王のテラス、プレア・ピトゥ、バブーオン、ピミアナカスなどの遺跡も残っています。
象のテラス Elephant Terrace
12世紀後半、ジャヤバルマン7世により建設された広場。300メートルにわたり象の彫刻が施されたことから「象のテラス」と名称がつきました。かつて公式儀式や王様との接見の場として利用されていました。
バブーオン Baphuon Temple
11世紀中ごろ、ウダヤディティヤヴァルマン2世により建造された寺院。時代や当時の王様により建築様式が異なるのも興味深く、パブーオンはピラミッド型の寺院です
「象のテラス」からほど近いところに位置していますが、建物にたどり着くまでの参道の距離が意外と長いです。さらにパブーオンの階段はかなり急なので足腰に不安がある方にはお勧めできません。。。。
ピミアナカス Phimeanakas
10世紀末、ラージェンドラヴァルマン2世により建造されたヒンズー教の寺院。建立当時は王族のみが儀式の際に利用した寺院で一般人は立ち入り禁止という神聖な場所でした。
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