【カンボジア一人旅3】古代遺跡と樹木の浸食が不思議な世界観「タ・プローム遺跡」
アンジェリーナ・ジョリー主演映画「トゥームレーダー」の撮影が行われたことで知られるアンコールワット遺跡群の一つタプローム遺跡。自然の生命力と古代遺跡の融合し何とも言えない現実離れした雰囲気の遺跡です。他の遺跡と異なる世界観を持つタプロームはアンコールワット、アンコールトムとともに訪れるべき遺跡と言えるでしょう。
タ・プローム Ta Prohm
12世紀後半に建築された仏教寺院。大乗仏教を信仰していたアンコール王朝の王・ジャヤーヴァルマン7世が創建しました。樹齢300年~400年のガジュマルの樹木が遺跡にからみつくように浸食を続け、長い間放置されていた遺跡はそのほとんどが倒壊しています。宗教改革の歴史を持つ遺跡で、当初仏教寺院として創建されたものの、後の王にヒンズー教の寺院として立て替えられています。
遺跡に浸食する樹木
生命力の強さを感じずにはいられない樹木の生長と廃墟した遺跡。その相反する組み合わせがタプローム遺跡の最大の魅力です。
廃墟感漂う建物があちらこちらに。創建当時は1万2000人以上の人々が暮らしていたそうです。
長い間、手つかずのまま放置されたタプロームですが近年修復が進んでおり、訪れた時も工事をしていました。
人気の撮影スポットはここ!
巨大樹木がまるで生きているかのように遺跡にからみつく光景は圧巻!中央祠堂近くのスポットなので順路に沿って歩いていれば見逃すことはありません。
アンコールワット遺跡群は1431年にクメール王国が没落してから廃墟の一途を辿り、その存在は忘れ去られていました。19世紀中頃フランス人博物学者のアンリ・ムオ氏がジャングルに潜む遺跡を発見。その昔栄えたクメール文明の建築物が眠りから覚めた時のまま保存されているタプロームは遺跡巡りには外せないスポットの一つです。
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