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【カンボジア一人旅4】廃墟感がたまらない!森の中にたたずむ遺跡「ベンメリア」

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「天空の城ラピュタ」の世界観とよく似ていると人気の遺跡「ベンメリア」アンコールワットから約40キロ離れた森の中にひっそりとたたずむ遺跡です。崩壊が激しく、建物は原型をとどめていません。想像を掻き立てられる廃墟感に冒険気分がむくむくと湧いてくる場所です。

 

ベンメリア遺跡とは

アンコールワットより以前、11世紀末から12世紀初めに建設されたと考えられており、アンコールワットとの構造上の類似点が多いことから「東のアンコールワット」と称されています。「ベンメリア」とはクメール語で「蓮池の池」という意味。ベンメリアの全貌があきらかになればアンコールワットをしのぐ規模になるのではないかと推察されているいまだ謎の多い遺跡です。

 

トゥクトゥクでベンメリアへ

シェムリアップは公共交通機関がないのでトゥクトゥク、タクシー、観光ツアーの利用が必須。タクシーや観光バスの方が快適ですが、風を切ってカンボジアの風景を駆け抜けるトゥクトゥクの爽快感、開放感は何もにも代えがたい経験。シェムリアップ市内ホテルからベンメリアまで1時間半ほどかかりました。

 

街をでると、舗装されていない道をひた走ります。砂埃から顔を守るサングラス、スカーフ、マスクは必需品。

 

ベンメリア遺跡内を探検

未修復の遺跡と緑のコントラストがなんともいえません。森の中にたたずむ神秘的・幻想的な遺跡です。

 

ベンメリアは世界遺産に登録されていない遺跡です。登録後、資金が調達できて修復を進めることができるそうですが、個人的にはこのまま未修復のままの方が風情があると思いました。

 

1970年から1990年代にかけて続いた紛争でベンメリアも戦場となりました。その爪痕が色濃く残る場所でもあります。地雷撤去が完了した2002年から一般公開が開始しました。

 

ベンメリアの東門テラスに位置する5つの頭をもつ蛇の神様「ナーガ」これだけ崩壊が進んだ遺跡ながらほぼ原形をとどめており、アンコール遺跡群の中でも最も美しいナーガだと評判です。

 

ベンメリア入場について

入場料:5ドル
こちらの記事で紹介したアンコールワット遺跡群の入場チケットはベンメリアでは利用できません。
開門時間:6:00~17:00 (年中無休)

※午前中は団体のツアー客が多く訪れるので、早朝もしくはお昼過ぎからの観光をお勧めします。

 

 

数あるアンコールワット遺跡群の中でも廃墟の美しさが際立つ「ベンメリア」は仏教の「諸行無常」という言葉の意味を感じさせる異空間。シェムリアップ市内から少々距離はありますが一見の価値はある遺跡です。

 

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