厳しいと言われるシンガポールのルールは守られてるの!?罰則16選に在住者の視点から気ままに感想を述べてみる
はじめまして。シンガポール在住のブロガーのXin(しん)と言います。普段はシンガポールの多国籍企業でボンビーな代名詞「現地採用」とやらで、まったり働きながら生活する傍ら、ブログで現地の情報を変な視点でお送りしております。コテコテの関西人です。
実はブログもマンネリで、自分自身のブログ記事の更新もおっざなりなのですが「こういう時には何か変化が必要なのだ!」と思いまして、tripuuu(トリップー)でライターをさせて頂くことなりました。よろしくお願いします。
シンガポールを正しく知って欲しい!
さて今回は初投稿とありまして、自分が6年以上住んでいるシンガポールという国が、どういう国なのかざっくりと紹介したいと思います。多少シンガポールに詳しい人はこんな事をご存知なのではないでしょうか。
- やたらと罰則が厳しいらしい
- 国民は英語&中国語のバイリンガルらしい
- 世界一物価が高いらしい
- 街中には不細工しかおらんらしい
- ゲイランとか言うエロいエリアがあるらしい
その中でも今回は「ガムだめ」「唾はきだめ」「人殺しは無用に死刑」とか噂が一人歩きしてるらしい、「1やたらと罰則が厳しいらしい」について今まで住んで思った感想を吐き出し、想像と現実のギャップを埋めてもらえればと思います。
シンガポールの罰則ってマジで超厳しいの?
シンガポールには厳しいルールが沢山あるけど、様々な人種が入り混じる国で世界最高レベルの治安を維持して外国人を誘致し繁栄していくためには致し方のないこと。
とはいえ、普通に生活している分では「シンガポールのルールはメディアで拡散されているほど厳しいものじゃなくね?」と感じることが多い。そんな訳で今回は、シンガポール在住歴6年超の自分が、厳しい厳しいと揶揄されているシンガポールのルールについて、どれぐらい守られているのかを中心に感想を書いていこうと思います。
1.公共の場は禁煙
そんなことないです。元喫煙者である(ヘビーだった)自分が断言したい。金さえあればシンガポールは喫煙天国。もちろん室内では基本禁煙で、よほどルールを無視している店でない限り室内は例外なく禁止(←店内喫煙可能な店が少数だがある)。
しかし屋外は緑のでっかいゴミ箱がどこにでもあって、歩きタバコをしている人もいる。禁止区域外では基本的に吸い殻をポイ捨てしなければOK。とにかく野外での喫煙については、噂ほど厳しくないのが現状。喫煙区域が大幅に制限されてる日本の方が厳しいと思う。
2.ツバを吐いたら罰金
郊外では普通にツバを吐いてる兄ちゃんやアンクルを見かける。とはいえ、クラークキーやオーチャードなどのシティエリアは、このルールのお陰で綺麗に保たれていると言っていいと思う。基本的にはツバ吐きは禁止だし、リノベーションされた綺麗なエリアにはツバを吐きにくい。そんな人間心理が、綺麗な都市国家のイメージに恥じないシンガポールを維持させているんだと思う。
だけどゲイランみたいに、ポイ捨てやツバ吐きの跡がある汚い地域もある。シンガポールは全ての地域が綺麗で清潔な訳ではない。
3.チューインガムの持ち込みは禁止
たまに海外旅行に行った同僚がお土産で買ってきてくれる。チューインガムが食べたくても食べられなくて困っている人は聞いた事がないので、このルールはメリットばかりで良いと思う。タバコが高いと悩んでいる人の方が多い。ヤニ中毒、アルコール中毒はいるけど、チューインガム中毒なんて聞いたことないから。
その割にガムに床に落ちると半端なく汚れがしぶとくなる。他国もチューインガム禁止は取り入れた良いのではないかなと思う。
4.ドリアン車内への持ち込み禁止
未だかつてドリアンを持ち込もうとしている人を見たことがない。ドリアンはフレッシュなものをその場で食べるのが美味しい食べ方。そのため仮にこのルールがなくても、破る人はごく一部じゃないかな。
5.横断歩道以外の道路横切りも違反
日本人ほどではないにせよ、シンガポール人は、他の国の人に比べて結構このルールを守る。とはいえ自分も含め無視している人も相当数いる。
しかしジェイウォーク多い道路も存在する。ジェイウォークをする人が余りにも多すぎるためか高架が作られて、下から横断できないように柵が作られてしまった道路の目の前のHDB(公団住宅)に住んでいたことがある。
その高架が半端なく高く作られていて(2階建)、ジェイウォークできなくなった当初はイライラしたけど、2週間もすれば慣れた。
6.車内ではシートベルト着用必須
前部座席ではシートベルト着用は必須。みんな決まりを守ってる、と思いがちだが後部座席では絶対と言っていいほどシートベルトはしない。後部座席でシートベルトしてる人を未だ見たことがない。
1度だけ、タクシードライバーの運転スピードがあまりにも早すぎて恐怖を覚えて、後部座席でシートベルトをしたことはある。事故らなくてよかった。
7.ポイ捨て禁止
場所に寄る。ラッフルズプレイス、オーチャードなどのシティエリアでは綺麗すぎて捨てにくいので守られている印象。
逆にゲイランやリトルインディア、その他の郊外の人目につきにくい場所では、ゴミが散乱しているエリアも少なくないのでポイポイ捨てている人もいる。
8.お酒の持ち込み制限
お酒はあまり持ち込まないので現状はよく分からない。制限以上のお酒を持ち込んだとしたら、バレる場もあるだろうし、バレない場合もあるだろう(←お酒に限らんけどww)。スーパーでは安くお酒を売ってる店も探せばあるので、このルールは素直に守ろう。
9、猥褻な雑誌やヌード写真持ち込み禁止
持ち込んだ経験もないし持ち込もうとしたこともない。持ち込もうとした人の話を聞いたこともない。
似たような内容になるけど、ポルノ動画のシンガポールでの閲覧について。一応禁止になっているけど閲覧できるサイトも多々ある。室内でポルノ動画を見てて家(ホテル)から出てみたら、目の前に警察官がいた!なんて事はないから大丈夫。
この是非については、現地でのオンラインフォーラムでも見かけた事がある。「ばかやろう!見たいならバーチャルじゃなく、ゲイランへ本物を見に行け!」というコメントを見て吹いてしまった事がある。
10.鳩に餌をやる行為
シンガポールでは鳩は「羽根を持ったねずみ」とされていて病気をもたらすと思われているらしい。今まで鳩みたいに鬱陶しい小さな鳥は見かけた事はあるけど、本物の鳩は滅多に見かけない。そのため、このルールは破ることの方が難しい。
11.公共トイレは使用後水洗しないといけない
公共トイレの使用後に水洗しない人が過去にいたんだろうか。しかしトイレの中にカメラをつける訳にもいかんし、どうやって違反者が特定するんだ。特に違反者が女性であった場合、違反者を特定できたとしても、別な意味で問題になること間違いなし。
シンガポールに移住してくる人には、トイレを流す習慣のない人種の人もいるだろうから「トイレ使ったら流しましょうね!」という軽い警告な意味合いのルールではないかと思ってる。
12.賭博行為の禁止
カジノや競馬など、定められているギャンブル以外の賭博を禁止する規定。無秩序な賭博は、喧嘩やトラブルの元。シンガポール国民及び永住権保持者はカジノへの入場も有料(SGD100.00)なので、国民&準国民が散財して犯罪に走るのを防ぐ役割も担っているのかも。
それでも、ゲイランガイドでもお伝えしましたが、とある地域では堂々と違法に賭博が催されているのが現状。なぜ野放しにされているにか理解に苦しむ。
13.薬物・麻薬の所持、使用、輸出
シンガポールの薬物や麻薬に関する法律はめちゃ厳しいです。一定量以上の薬物を所持していたら問答無用に死刑。だったのですが2013年に死刑にならなかった判決があったみたい。
とはいうものの、薬物・麻薬の所持はシンガポールでは重罪です。万一死刑にならなくとも終身刑は固いかと。何れにせよ、このルールの違反者は死を覚悟すべき。
14.長髪の禁止
ヒッピー全盛期に風紀を取り締まる理由、また衛生上の理由から、過去には男性のみに禁止されてたけど、1990年に解除されたそう。過去には有名アーティストが入国拒否されたケースもあったんだとか。
そういえば、少し前に話題になった○○○・イーさんも長髪です。何れにせよ、今はどんな長髪でも入国できます。このルールは時代遅れも良いところ。
15.同性愛
一応シンガポールでは男性同士の同性愛は違法となっているけど事実上取り締まってないのが現状。
それどころか性的マイノリティに対する不当な差別に反対するイベント「ピンクドット」が毎年開催されていて、同性愛者が講演したりしている。このイベントに対してはシンガポール政府も黙認。
実はシンガポールにはゲイ専用の飲み屋、サウナ、ディスコなどもあったりするらしいですよ。
16.夜10時半以降の公共の場での飲酒
最も新しいルール。2013年12月リトルインディアの飲酒の上での暴動を切っ掛けにできた新しい法律。ライセンスを持ったお店の管理下にあるエリアなら10時半以降も飲んでよし。しかしそれ以外のエリアで飲むのはダメ。とうぜん10時半以降はコンビニでもお酒が買えなくなります。
日本ではどこでも飲み放題なので、日本からの旅行者が最も気をつけないといけないルールだと思う。当然このルールはきっちり守られてます。
ルールを参考にさせてもらったサイト
誤解しないで欲しいこと
これらは、あくまでシンガポールに住んでいる一個人としての超主観的で個人的な感想です。個々の内容に関する情報ソースも調べておりません。あくまで一般的によく言われているルールについて思う感想を書きました。
決して当エントリーを通して、シンガポールのルールなんて緩いよ!という事を伝えたい訳ではないです。また、この情報を鵜呑みにしてシンガポールを軽い気持ちで旅行して何らかの被害に 遭われたとしても、筆者は一切の責任を持つことはできません。
だけど、どうもシンガポールのルールは厳しすぎるというイメージが独り歩きしている気がしたので「一定の常識を持って行動していれば、それほど注意しないといけな国でもないですよ」という事を伝えたくて書きました。10時半以降の飲酒だけは注意だけど。それ以上でもそれ以下でもないです。
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