生誕182周年を迎えるトロント市で絶対外せないセント・ローレンス・マーケットとメープルシロップ
今日は、最初に少しトロント市の歴史をご紹介します。
四国とほぼ同じ面積のオンタリオ湖北岸にあるトロント市が誕生したのは、1834年3月6日です。
そう、今度の日曜日で満182周年になります。
それ以前、この地域は1793年以来TOWN of YORKと呼ばれ、イギリスの名残を感じさせる小さな街でした。
トロントTorontoという言葉にはいくつかの意味があると言われていますが、代表的なものは
Tree in the water
Place of meeting
の2つと言われています。
特に、後者は、人が集まる場所、カナディアンインディアンとヨーロッパ人が毛皮交易をした場所という意味で理解されているようです。
以来、(旧)トロント市は湖岸の接する小さな地域を指し、1954年から1998年までは、メトロポリタントロントと呼ばれていました。
現在のトロント市は、1998年に以下の5つの市を統合してできたものです。
東から
Scarborough
North York
East York
York
Etobicoke
その結果前回もご紹介したように、現在人口270万超、北米4位の大都市となりました。
その中で今日ご紹介するのは、トロントの台所、セント・ローレンス・マーケット。
トロントダウンタウンコアの東、オールドトロントにありトロントの台所と言われています。
建物もレンガ作りのシックなもので、風格いっぱい。
中は、2階造りになっており、肉、魚、ハム、野菜、果物といった生鮮食品から、世界各国の香辛料まで、食材が豊富に手に入ります。
土曜日には、このマーケットの北側の建物で、ファーマーズマーケットが開催されます。
近郊農家からの新鮮な野菜や果物が売られます。
そう、メープルシロップですよね。
ちょうど今の時期(2月から4月)がその採取時期です。
メープルの樹液を40倍に煮詰めてつくるものですが、その樹液はやや甘味はあるものの、ほぼ水のような感じです。
このファーマーズマーケットの前では、農場直売のメープルシロップを買うことができます。
写真で御覧いただけるように、その種類はグレードに分かれています。
旧グレードシステムでは、その透明度によって
Extra Light
Light
Medium
Amber
Dark
に分かれていました。
この写真のお店でもそのように分けて売っていましたね。
新グレードシステムでは、
Golden
Amber
Dark
Very Dark
となったようですが、まだ、そのようなグレード表示になったものにお目にかかっていないのでなんとも・・・
いずれにしても濃い味が好きな方はAmberかDarkがおすすめですが、さっぱりした味が好きな方には、Extra LightかLight(Golden)がおすすめです。
空港などで売られているものは、ほとんどがMedium/Amberですので、Extra LightやLightを買いたい場合には、是非、このファーマーズマーケットにお出かけください。ただし、ファーマーズマーケット外のテントは夏の土曜日しかやっていませんのでご注意を。
メープルシロップについて、もっと知りたいと思われる方は、以下のページの他自分の本ブログで何回か取り上げておりますので是非、お読みください。
http://ameblo.jp/toronto50/entry-11965969933.html
http://ameblo.jp/toronto50/entry-11432375461.html
なお、このセント・ローレンス・マーケットの建物の中には、知る人ぞ知る部屋があります。
が、それはまたいずれご紹介しますね。
では、では。
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