ジャカルタ駐在員がぶつかる3つの壁とその対策
Selamat siang!
これは、インドネシア語で「こんにちは」という意味です。
ジャカルタに住んでしばらくすると自然とあいさつ程度はできるようになるものなのですが、最初は戸惑うことも多かったのが事実です。
まず、インドネシアへやって着た当初、驚いたことがあります。それは、インドネシア人のほとんどが英語を話すことができないということです。
これは、多くのジャカルタ駐在員がぶち当たる壁であり、多くの人が言葉の壁にぶつかります。
というわけで、今回はインドネシアの首都、ジャカルタにやってきてぶつかった3つの壁と、その対策について書いていきます。
壁1.インドネシアの宗教について
まず、インドネシアの宗教についてです。
日本人は宗教について、あまり関心がないという方が多いと思いますが。インドネシア人は生まれたら「どこかの宗教に属さなければならない」と法律で決まっています。
出生届に、「宗教欄」もあることからもそれが分かります。
で、インドネシア人の90パーセント以上は「イスラム教徒」です。
というわけで、ジャカルタ、そしてインドネシア全土にもモスクがあります。
モスクでは一日に5回、大音量でお祈りをします。この時間にはインドネシア人の従業員も勤務時間であろうが、仕事をストップし、お祈りを始めます。
日本人の感覚からすると、「勤務時間」なのに。と感じるかもしれませんが、それを否定することは、相手の宗教に対するリスペクトが足りないということが、インドネシアでは当たり前の状況となっています。
この対策としては、やはり十分なコミュニケーションを取ることが重要になります。そのためには多少の言語を学ぶ必要があります。
壁2.インドネシアの言語について
インドネシアの言語は「インドネシア語」です。
伝統的に交易語(リングワ・フランカ)として、地域共通語あるいは外国語としても学ばれ話されることが多かったせいか、文法は世界の各言語の中でも比較的簡単な部類に入る。
ウィキペディア
ここからもわかる通り、インドネシア語は世界一簡単な言語とも言われており、非常に簡単に学ぶことができるようになっています。
最初に述べた通り、インドネシア人は、インドネシア語しか、つまり母国語しか話せないという人がほとんどですので、「こちらから学ぶ姿勢」が大切です。
最近はインドネシア語学習用のサイトなどもでてきており、インドネシアに住むには必須のアイテムとなっています。
中でもジャパネシアというウェブサイトには非常に分かりやすくインドネシア語がまとめられておりますので、こういったもので最初は学んでみるといいでしょう。
ちょっとでもインドネシア語ができればインドネシア人はとっても喜んでくれます。きっとこれは仕事にも大きなメリットがあるはずですよね!
壁3.インドネシア人の性格について
インドネシア人はものすごいリズムがゆっくりです。
スーツを着る人はごくわずか、平日であれ、道端や、コンビニの前で大人がたむろしています。
そして時間にはかなりリーズで、30分や1時間おくれてしまうのは日常茶飯事です。
これは、いわば日本人とは真逆の性格で、インドネシア人は日本人のことをとてもまじめすぎて、ちょっとおかしいと感じているほどなのです。
なので、このインドネシア人の性格にイライラしだしたら止まりません。
駐在するということは、相手の国に住まわせてもらうことです。当然、自分から合わせていき、理解しようとする姿勢を見せる必要があります。
そのためには、「受け入れること」これを常に意識し、「対応できること」はどんどん対応させて行きましょう。
そのせいで、今の私もかなり時間にルーズになってしまいましたが。(苦笑)
まとめ
インドネシア人、そして宗教のこと、性格のこと。
これはどこの国に行っても感じるカルチャーショックですが、分かっていてもイライラしたり、迷ったりしてしまうこともあるようです。
だからこそ、学ぶべきことも多く、日々気づかされることも多いです。
そういったプラスの側面をちゃんと見ることが非常に大事なことだと言えますね。
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