マレーシアのローカルフード～チキンライス

日本でチキンライスと言えば、鶏肉入りのケチャップ炒めご飯のことですが、ここマレーシアや
シンガポールのチキンライスは、蒸し鶏とその蒸し汁で炊いたご飯のこと。
人気メニューとあって、どこでも食べられるのですが、実はお店や地域によっても多少の違いが
ありますので、ここでちょっとご紹介したいと思います。

スチームチキンライス

こちらが一番オーソドックスな、スチームタイプのチキンライス。
ふっくらとスチームされた鶏肉は、ジューシーで柔らかく、癖のないおいしさです。
醤油ベースのたれがかかっていますが、チリソースやジンジャーソースなどをつけて食べると
より一層美味しく頂けます。

ローストチキンライス

こちらは、ローストしたチキンを使ったチキンライス。
スチームタイプに比べてお肉はやや固めですが、皮がぱりっと香ばしく旨みが凝縮されたおい
しさです。

マラッカ　チキンライスボール

マラッカは、KLから車で2時間ほどのところにある、プラナカン文化の残る港湾都市。
このマラッカのチキンライスの特徴は、このコロンとした形が可愛いライスボール。
鶏のだし汁で炊いたご飯を、ご覧のようにコロコロのボール状に丸めてあります。
もっちりと柔らかめの食感なので、ご飯と言うよりもお団子のような感じかな。

イポー　アヤムタウゲ

KLとペナンの中間地点にある、マレーシア第3の都市イポー。
イポーのチキンライスはアヤム＝鶏　タウゲ＝もやしと呼ばれるように、もやし炒めとセット
で頂くのが一般的です。
何でもイポーは、石灰岩で出来た山々に囲まれており、そのおかげでミネラル豊富な綺麗な水
に恵まれて、美味しいもやしやチキンが育つのだとか。
水が綺麗なだけに、イポーには色白な美人が多いとも言われているそうです。

マレーシアでチキンライスが食べられるお店は、高級店からローカル屋台までたくさんありますが、
どこで食べてもまず外れなし。
初めてマレーシアのローカルフードに挑戦するなら、まずはこのチキンライスをお勧めします。