ロシアの美しき中世の町並み「黄金の環」を訪ねてみよう
モスクワ北東に環状に並んでいるロシアの古都群、
それが『黄金の環』(Золотое Кольцо)。
ここはかつて雷帝と恐れられたイヴァン4世が即位し、
中央集権国家を構築するまでの期間、ロシアの政治・文化の中心として栄えました。
そのため12~18世紀における歴史的建造物(クレムリン、修道院、大聖堂など)が多く残されています。
現在観光名所としてとても有名ですよね。
さて、今日は古都の1つ『ウラジーミル』について紹介します。
ウラジーミルはモスクワから東に約170kmに位置しているウラジーミル州の州都です。
モスクワからは地下鉄環状線「クールスカヤ」駅から、
列車に乗り換えて約3時間ほどかかります。
チケットは列車の種類によって違いますが、500ルーブル(約750円)ほどです。
黄金の門(Золотые ворота)
1164年に建設された城門で、世界遺産に登録されています。
城壁は残っていませんが、今もウラジーミルの象徴的な存在です。
ウスペンスキー大聖堂(успенский собор)
1160年に建設されたこの大聖堂はその後300~400年間、
ロシア大聖堂の中心的存在でした。
↑鐘楼側から撮った写真。
この大聖堂は1992年に世界遺産に登録され、毎年多くの人が訪れます。
ドミトリエフスキー聖堂(дмитриевский собор)
ウスペンスキー大聖堂から徒歩圏内にあります。
この聖堂の特徴は、何といっても外壁の彫刻↓
聖人や歴史上の英雄などが外壁一面に彫られています。
「ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会」(церковь покрова на нерли)
人里離れた草原にたたずむこの教会は、とても優雅で「白鳥」とたとえられています。
ウラジーミル中心部から北東に約10kmの場所にあるため、
中心から離れてしまうんですが、一見する価値はあります。
大都市モスクワやサンクトペテルブルクにはない
中世ロシアの町並みを見ることができるので是非ロシアへ来る方は訪れてみてください。
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