カナダの天気予報用語は日本と違う!?
カナダでも、春らしい日差しになってきましたが、今回は、カナダの冬の天気用語についてご紹介します。
昨日から、Spring Storm春の嵐が通過し、天気予報では、
Rain 雨
Freezing Rain 氷雨(地表で凍りつくやっかりな雨です)
Ice Pallet あられ
Snow 雪
この4種類の天気が低気圧の通過時間によって、頻繁に変わりました。
気温がちょうど0度前後で、雪や氷になったり、雨になったりするやっかいな天候でした。
特に今日の天候で一番やっかいなのが、Freezing Rain
地表に落ちて凍り付くので、こんな状態になります。これが路上で凍りつき、道路の表面がすべて氷に覆われることがあります。
これを当地では、Black Ice と呼び、一番危険な状態です。
車を運転していても、路面には一切変化がないため、普通にブレーキをかけると、そのまま滑走。こうなると、どんなタイヤをつけていようと止まれません。
他の車が前方にいれば追突、人がいればはねてしまいます。交差点にかかれば、そのまま突っ込んでしまうことになり、大きな事故となります。
もし、カナダで冬場運転することがあれば、是非この注意報だけは聞き逃さないように。
冬の天気は、以下のような言葉で言われます。
Flurries
これは、空気が冷え込んでいるときに、水蒸気が綿のようになって舞うもので、まるでふけのような感じですかね。
Light Snow
これが、日本でいうところの雪でしょうか。
Snow
これは、結構積もる雪ですね。日本では、大雪と言われるレベルです。
Heavy Snow
かなりの積雪となり、注意報や警報が出るレベルとなります。
Snow Storm
吹雪です。風も強く、視界がなくなります。
Blizzard
最強のストームで、カナダでの定義にはいくつかあるようですが、定説では6時間以上にわたり、風速時速40キロ以上の強風が吹き、視界が1キロ以下となるSnow Stormをいうようです。
また、一説には、4並びで4時間以上、風速時速40キロ、視界400メートル以下、気温マイナス40度以下とも言われるようです。
最後に、カナダでしか聞かない用語を一つ。
Wind Chill
上の天気予報の右上、気温の下に書かれている
Feels Like 体感
と同じように使われますが、英語の単語の意味通り、風による寒さの度合いです。
Wind Chill (Factor)とは、空気の温度、風の状況によって、人間の皮膚(特に顔)に感じる温度を表したもので、2001年にEnvironment Canadaが数学的手法で開発した温度指数です。
具体的には、Wind Chillでマイナス28度からマイナス30度の状態では、人間の皮膚は10分から30分で凍りつくのだそうです。
冬のカナダもそれはいいものですが、このWind Chillという言葉は、是非覚えておいてください。
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