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トロント市警は、安全な街つくりに積極的に活動中!?

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今日の話題は、トロント市警の一斉摘発。

トロント市警 Toronto Police Service TPSでは、毎年のように大々的な一斉摘発を実施しています。

昨年トロント市警の長官に就任したサンダース長官は、その1年目に2つの大きな一斉摘発プロジェクトを成功させました。

 

まず一つ目は、5月26日木曜日の早朝。

場所は、ケンジントンマーケットからダンフォースの地域。

押収したのは、医薬用マリファナ。

押収令状をもって、立ち入り強制押収。

家によっては、ドアやガラスをけ破って入ったケースもあるとか。

一斉摘発に立ち会った警察官は、店舗数、逮捕者数などについてはコメントしておらず、罪状も市の条例違反か、刑事事件となるのか、そして押収したマリファナの量などについても明らかにしていません。今回のプロジェクト名は

Project Claudia

トロント市の発表によると、査察官が立ち入ったのは、45店舗だそうです。

ただ、住民の反応は二分しているようです。

違法取引の取り締まりを歓迎する人

一方では、来年、合法化されるマリファをなぜ今の時点で一斉摘発するのか。無駄な行為だ。との意見も。

現在でも、医療用のマリファナは処方箋があれば購入できます。

今回摘発された店は、処方箋を求めず違法販売していた店。

摘発に先立ち、水曜日には登録されている83のマリファナ販売店のうち、78店舗に対して警告書を発行していたそうです。

一斉摘発を受けた店の中には、水曜日に警告書を貰い、木曜日に一斉摘発とは、とんでもない行為だ、との不満も。

しかし、違法行為に対して、そうした言い訳はまったく通用せず。

トロント市警では、毎年、ターゲットを決めたプロジェクトを進めています。

これは違法マリファナ販売ですが、これまでに、拳銃摘発、コカイン・麻薬摘発、テロ・爆発物摘発などが行われています。

 

そして次は、6月2日、間を置かず次のプロジェクトを実施しました。

Project Sizzle

今回の一斉摘発が行われたのが木曜日早朝。

対象は、モントリオールとノバスコシアに繋がりを持つ、Heart of a King(略称HOK)と呼ばれるストリートギャング。

43か所を一斉摘発し、53名を逮捕、その後も容疑者を追っているそうです。

この一斉摘発には、600名以上の警察官が動員され、Integrated Gun and Gang Task Forceという部隊の指示で実行されました。

このHOKは、殺人、武器や銃の密輸密売、売春などの犯罪を行っており、組織の発生はノバスコシアのハリファックス。勢力を拡大して、

North Preston’s Finest

と呼ばれるギャングとなりました。

今回押収したのは

ー銃 12丁

ーライフ 1丁

ー現金45000ドルの入ったバック

逮 捕された犯人の一人は2015年10月31日射殺事件(1名死亡)、二人のノバスコシアの若者(20歳、19歳)とトロントの26歳の若者の殺人 計4人の殺人容疑がかかっています。さらに、1月31日にダウンタウンで26歳、29歳の2人が銃で襲われ殺人未遂に終わった事件でも第2級殺人の容疑が あります。

 

トロントは安全な街ですが、北米の大都市では、という条件を忘れないでください。

凶悪犯罪の発生率でいえば、日本の5倍と言われています。

こうしたギャングの抗争が一般市民を巻き込む可能性も高くなっていますので、周囲への注意は決して怠ることのないように。

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