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インパクト大!デリー空港にある巨大な手のオブジェ!?
この前バンガロールに出張で行く機会があり、初めてインドに行ってきました。
まずは成田空港からデリーにある「インディラ・ガンディー国際空港」で乗り換え。
デリーの空は砂埃のようなもので先が見えない・・・
ここでまずは入国審査を通ります。事前にメールで届いたビザの書類を持ってカウンターへ。
カウンターのある階に下がっていく途中で見えるのが、この手の彫像。
“mudra”と言われる「手印」がモチーフになっています。
かなりサイズが大きくてインパクト大のオブジェ。
インドだから仏教かヒンズー教の意味があるのかなと思いきや、
あえて宗教的な意味はないものをデザインしたそうです。
「mudra(手印)」自体は宗教的に意味で使われたり、
画に描かれていたりもするので、宗教的なものとしても取れるそうなのですが・・・
とはいえ、こちらをデザインした方いわく、
インドで「宗教的」ではないものを見つけるほうがむずかしいらしく、
たとえば、インドの国章「アショーカの獅子柱頭(Lion Capital of Asoka)」も政治的なシンボルであっても、宗教的なものとも解釈できるといったことらしいです。
つくり手としては、この彫像を見る海外からの人たちに「ヒンズー教のもの」や「イスラム教のもの」ではなくて、「インドのもの」として見て欲しいとインタビューで言っています。
実際に彫像を作る際にも、伝統的な方法がいろいろと取り入れられたようです。
国によって空港の雰囲気も全然違うので、それも旅の一つの楽しみですね!
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参考: “Q&A: Delhi Airport’s ‘Hands’ Sculpture” – The Wall Street Journal
http://blogs.wsj.com/indiarealtime/2010/07/28/qa-delhi-airports-hands-sculpture/