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シシリク | テヘラン在住Shimakiyoさんのおすすめ料理・食べ物
シシリクは中近東からロシアにかけて食べられている羊肉の串焼きです。 中近東などでは香辛料に漬け込んで焼きますが、イランのシシリクはいたってシンプル。 おろし玉ねぎやニンニク・塩コショウなどで漬け込みます。 (一部店舗では店独特の味付けをしているところもあります。) 羊肉というと臭みがあると言うイメージですが、シシリクに使用する羊肉は所謂ラム肉(子羊)。 マトン(成羊)になると臭みが出てきますが、ラムは肉質自体とても柔らかく臭みもないので 羊が苦手!と言う方でもおいしく食べていただけると思います。 今ではイラン全土のキャバブレストランでメニューに載せている店が増えていますが (せっかくレストランに入ってもない店もあります。) 本場はマシュハドのシャンディーズ地方。 ここは地元でも有名なシシリクを食べさせてくれるレストランが数多く点在しています。 ほかの地域と違うのは、シシリクを注文するとテーブルいっぱいに次から次へと色々なものが 運ばれてくること。 メインのシシリクはもちろんですが、ご飯、ナン、サラダ、ヨーグルト(にんにく入りもある)、オリーブ、 生卵(店による)、バター、ピクルスの盛り合わせ、ドゥーグ(イランのヨーグルトドリンク。塩味)、 ジュース・・・。 頼んでもいないのに運ばれてくると驚いてしまいますが、これがオーダーしたシシリクについてくるものだから 安心してください。 そしてメインのシシリクが運ばれてきたときには誰もが驚愕することでしょう。 通常のキャバブの串よりも太くて長い串にこんがりと焼かれた骨付きラムチョップがこれでもかと並んでいます。 熱々のシシリクをガブリと噛めば肉汁たっぷりの柔らかい肉のうまみが口いっぱいに広がります。