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アートが映える古い港町の歴史地区 ルパニエ、マルセイユ
港の北側に広がるここルパニエ地区は紀元前からあるマルセイユで最も古い歴史地区である。道は狭く複雑であるが、ローズピンクの街並みが美しい。以前はすさんでいた時期もあったそうだが、今は、ようやく観光客も散策しだした歴史地区となってきているようだ。
狭い通りから見る空は青く、この町の色と非常にあっている。
そんな街にも最近は、新しいカフェや、レストラン。キュートなライフスタイルのお店やマルセイユ石鹸のお店とかができていてトレンディナ街になってきているようだ。
自分がこの町で気に入った点は落書きの多いヨーロッパの中で、壁面がうまくアートのにおいを醸し出している点だ。
パステルカラー主体の町の壁面はアートにとってのいい背景となっている。
一軒一軒の玄関先がかわいらしいアートで華を添えることで町全般の品位が底上げされている。たいそう過ぎない小ぶりなアートがこの町にはあっているように思う。
レストラン、カフェの壁面も実に協力的である。たこ焼き屋さんもマルセイユに行くとこうなるのか!
こうなってくると路地裏の窓際に干された洗濯物までアートに見える!
これもアートかと思えば、ビルの合間に見える港の夕日であった。
気が付くと、この古いルパニエ地区全体が夕日で赤く、アートになっていた。
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