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誰がヤバイって言った?!? マルセイユ、その太陽の恵み

今回はフランスで最古、そして人口で第二の町マルセイユについて書かせていただく。この町は、同じフランスのパリとは、あまりに対照的な個性の町である。どんよりと毎日曇り空で寒いパリからTGVでたったの三時間。そこは全く違う抜けるような青空に太陽がさんさんと照る地中海の港町そのものであった。

到着して、まずは港を見下ろす丘の頂上にそびえるノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院を訪ねてみる。絶景である。360度素晴らしい景色である。何一つ遮るものがない景色である。冬なのに紺碧の海と空の世界。素晴らしという言葉しか出てこない。

私が訪れたのは二月であるがまるでベストシーズンの地中海を訪れたような錯覚にとらわれそうになる海を見下ろす景色である。この寺院を訪れるための港からの沿道も美しい住宅が続いている。その時、自分は思わず口から声が出た。「一体どこが危険、汚い、貧しいだ!」自分がマルセイユに行くというと、すべてのパリ育ちの友人たちは口をそろえて同じことを言った。少なくとも港からこのマルセイユの象徴であるこの寺院までの間全くそんなことを感じることはなかった。やはり、どこでも、自分で訪ねて、自分の目で確認するのが一番だなと思わずにはいられなかった。

このマルセイユは、フランス最古でまた、地中海世界最大の貿易港である。よってこの町は、みなとのまわりを中心に開けている。レストランや夜のクラブ、カフェ、バーもすべて港の周りだ。ショッピングストリートもその隣である。昼間は底抜けに明るいし。クルーザーがたくさん並んでいて実に美しい。観光客も多くにぎわっている。

どの通りも多くの人々でにぎわっている。確かに移民であろう人たちの数は多い。フランスきっての移民の町マルセイユは圧倒的な数でアフリカ系やマグレブ諸国出身のアラブ系の人であふれている。フランス人であるという人たちもおじいちゃん、おばあちゃんがもともとイタリア系やスペイン系という人々も多く、とっても活気がある。パリの人たちは、スリと強盗の町のように私に注意をくれたが、他の町同様に携行品や身なりに気をつけておけば全く問題がないし、パリと違ってみんな本当におせっかいなぐらい人懐っこく親切でカジュアルな街である。もともと大阪出身の筆者は、「これ全く大阪やん」とその恐ろしいまでの.類似性に驚いたというのが事実である。

また、食べ物が安くてうまい!何をどこで食べても、パリと比べて、おいしくて安い!なんといっても海のそばの港町なのでシーフードは豊富でしかもお手頃価格。路上の野菜市場同様に魚屋も多い。筆者は特に大の貝好き牡蠣好き!

御覧のようにいろんな種類の魚に交じって貝ウニ類も豊富に売られている。

 

一軒、路上でマーケットもしているシーフードレストランに入ってみる。まずはレジのある所に行ってほしいものを告げ飲み物をオーダーし席に着く。するとご覧の様な料理がやってくる。この下の牡蠣のプレートは一番小さなものでしかも9ユーロほど!激うま!OMGである。

もちろん、マルセイユに行ったら、食後、あるいはバーでもアニスのスピリッツパスティスを飲む。

この無色透明のパスティスに水を灌ぐ。

すると不思議なことに真っ白に濁るではないか。マルセイユの人たちはパスティスが大好き。どこでもすすめられた。さぁ、皆さんも余計な偏見を持たずに太陽のマルセイユでフレンドリーな地元の人たちと楽しいパスティスを楽しんでください。わずか一分で友達ができる町です。

 

 

 

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